サロンでの施術後は、美しい仕上がりをできるだけ長く保ちたいものです。せっかく手間をかけて受けたシュガーリングや光脱毛、フェイシャルなどの効果も、日々のケア次第で大きく変わります。本記事では、自宅で簡単に取り入れられるホームケアの秘訣を解説し、施術効果をぐんと長持ちさせる方法をご紹介いたします。
基本のホームケア
サロンから帰宅してまず行いたいのは、肌をやさしくいたわることです。以下の3つを押さえて、土台となる肌のコンディションを整えましょう。
1. 正しい洗顔と保湿ケア
施術後の肌は一時的に敏感になっているため、強い洗浄力のあるクレンジングやゴシゴシ洗顔は避けましょう。ぬるま湯でやさしく汚れをオフし、低刺激の保湿成分(セラミドやヒアルロン酸など)が配合された化粧水や乳液でしっかり潤いを補給するのがポイントです。
特に乾燥しやすい部位にはクリームでフタをし、肌バリア機能をサポートしましょう。
2. 紫外線対策を徹底する
光脱毛やフェイシャル後は、紫外線ダメージを受けやすくなります。外出時には必ずSPF・PA表示のある日焼け止めを塗り、UVカット効果のある下地やファンデーションも併用すると安心です。サングラスや帽子、日傘などの物理的ガードも活用しましょう。
室内にいる時間が長くても、紫外線は窓を通して入ってくるためこまめな塗り直しが大切です。
3. 体調と睡眠の管理
肌の再生は睡眠中に活発に行われます。就寝前のスマホ操作を控え、質の高い睡眠を確保することで、施術によって促された新陳代謝を後押しできます。十分な睡眠時間(目安7~8時間)を確保し、規則正しい生活リズムを意識しましょう。
また、ストレスはホルモンバランスを乱し、肌荒れにつながることもあります。リラックスタイムを設けて、自律神経を整えていきましょう。
施術別アフターケア
サロンで受けた施術内容によっても、気をつけたいポイントが異なります。ここでは代表的な3つの施術についてご紹介します。
1. シュガーリング後のケア
シュガーリングは砂糖をベースにした天然由来のペーストでムダ毛を取り除く手法ですが、施術後は肌表面の角質もやや薄くなっています。施術当日はお湯の温度をぬるめに設定し、タオルで肌をこすらないようにやさしく拭き取りましょう。
炎症を抑えるアロエベラやカモミールエキス配合のローションでクールダウンし、肌のほてりを鎮めることが大切です。
2. ハイブリッド光脱毛後のケア
光エネルギーを肌にあてた脱毛後は、水分が不足しやすく、乾燥や赤みが出るケースもあります。保湿はもちろん、抗炎症作用のあるクリームを併用すると肌トラブルを防げます。
施術後48時間以内はサウナや激しい運動、長時間の入浴など体温を急上昇させる行為を避け、肌を落ち着かせることを心がけてください。
3. フェイシャル/松ヤニホットセラピー後のケア
フェイシャルトリートメントや松ヤニホットセラピーでは、毛穴の汚れや古い角質が取り除かれ、肌のターンオーバーが促進されます。施術当日はメイクを極力控え、ノンコメドジェニック(ニキビのもとになりにくい)処方のスキンケア製品を使うと良いでしょう。
さらに、専用の化粧水や美容液で常に潤いを与え、乾燥によるくすみを防ぐと、施術直後の明るさを長時間キープできます。
日常で意識する習慣
ホームケアを強化するだけでなく、生活習慣を見直すことでも肌の状態は良くなります。毎日の中で取り入れやすい3つのポイントです。
1. バランスの良い食事を心がける
タンパク質(魚・肉・大豆製品など)や、コラーゲンの生成をサポートするビタミンC、抗酸化作用のあるビタミンEを含む食材を積極的に摂取しましょう。野菜や果物、ナッツなどを組み合わせると、内側からも美肌を後押しできます。
2. 十分な水分補給を行う
肌の乾燥を防ぎ、老廃物の排出をスムーズにするためにはこまめな水分補給が欠かせません。1日に1.5~2リットルを目安に、常温または白湯を中心に摂取すると胃腸にもやさしくおすすめです。
3. 適度な運動で血行を促す
ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動は、血流を改善して栄養素や酸素を肌細胞へ届けやすくします。週に2~3回、30分程度の軽い運動を習慣化して、新陳代謝を高めましょう。
まとめ
サロンで受けた美容施術の効果を長持ちさせるには、正しいホームケアと日常の習慣が大きく関わっています。洗顔や保湿、紫外線対策を徹底するとともに、施術内容に応じたアフターケアを実践しましょう。また、生活リズムや食事、運動にも気を配ることで、内側から健やかな肌作りが可能です。
当サロンでは、お一人おひとりのライフスタイルに合わせたアドバイスも行っております。ぜひお気軽にご相談ください。